ホワイトボードを活用するコツとして、備品が重要ということはご存じでしょうか?
備品の例として以下のようなものがあります。
備品の例
・消しクズが床に落ちないようにする粉受け
・プリントを留めるためのマグネット
・ペンやイレイザーを格納するためのポケット など
ホワイトボードは粉が落ちないと考えている方が多いかもしれませんが、しっかりと黒い粉が落ちています。もし粉受けが無いと床を黒く汚してしまい、アルコールのようなものでゴシゴシ床をこすることになります。
また、ホワイトボードにメモをしたり図を描いたりすることはできますが、手ですべて書くのが大変かもしれません。代わりにパソコンでタスク一覧やイメージ図を作成・印刷し、ホワイトボードにマグネットで留めておくという使い方もできます。
本記事ではホワイトボードを100%活用するための備品の使い方についてご紹介いたします。
こんな方におすすめ
- ホワイトボードを使っている中で不満を感じている方
- ホワイトボードの備品の購入を悩んでいる方
- ホワイトボードの備品の特徴を理解したい方
目次
1.マグネットの種類
ホワイトボードを使う時によく併用されるのがマグネットです。一般的なマグネットは見慣れていると思いますが、マグネットにも色々種類があることをご存知ですか?
まずはマグネットの種類についてご紹介いたします。
マグネットバーと呼ばれるものは細長く、その名の通りバーのような形になっています。通常の丸いマグネットでは、プリントの四隅をすべて留めて置く必要がありますし、1つ1つのマグネットは小さいのでプリントが落ちてしまうかもしれません。そんなときにマグネットバーを使えば、プリントをしっかり止められるので、子どもの学校からのプリントや、自治会からの重要なお知らせなどをしっかり貼っておくことができます。
マグネットクリップは、紙などが挟めるようなクリップにマグネットが付いているものです。基本的にはプリントをホワイトボードに貼り付けるという目的は一緒ですが、かわいい動物がプリントを挟むようなデザインのものがあるため、マグネットとは異なる印象を与えることが出来ます。また、プリントよりも多少分厚いものでも挟むことができます。マグネットは「マグネットとホワイトボードの間の磁力で物を挟む」ことをしておりますが、分厚いものだとマグネットの磁力がホワイトボードに届かなくなり、支えきれなくなってしまいます。そのようなときはぜひマグネットクリップの使用を検討してみてください。
マグネットフックもその名の通りフックにマグネットが付いているものです。フックがついているため、小さな手さげ袋や家の鍵/車のキーなどをぶら下げることができます。鍵をぶら下げるフックを直接家の壁につけると、壁に穴をあけたり傷つけたりするため嫌だ、という方も多いと思います。ホワイトボードを壁替わりにしてフックを取り付けることで、そういった不満を解消することができます。
マグネットシートは、非常に薄いマグネットで、シートの上にホワイトボードペンで書き込みをすることができます。小学校の時に先生が名前を書いて黒板の隅に貼っていたようなものをイメージすると分かりやすいかと思います。マグネットシートは「タスク管理」や「献立の組み立て」に非常に便利です。毎日の日課をマグネットシートに書いておいて、日々の仕事やプライベートの予定に合わせて貼り付け直したりすることができます。ホワイトボードに直接書くと何度も消したり書いたりする必要がありますが、マグネットシートを活用すれば、シートを貼り付け直すだけで済みます。
マグネットの種類
- マグネットバー
- マグネットクリップ
- マグネットフック
- マグネットシート
1-1.プリントをしっかり留める「マグネットバー」
特に書類を止めるのに重宝するのがマグネットバーです。文字が隠れてしまわないようにと、極細のマグネットバーもあります。また、万が一隠れてしまっても読めるようにと工夫された透明タイプもあります。
選ぶ際のコツとして「バーの長さ」と「機能性」が挙げられます。
バーの長さはさまざまで一般的なものはA4サイズの紙に沿ったものです。しかし、430㎜のロングタイプもあります。子どものプリントや印刷物を留めるだけであればA4サイズのものがベストですし、大きなポスターのようなものを留めるのであれば少し長めのものを購入するようにしてください。
また、機能性としては「PUSH」を押すと下半分が浮いて掲示物を止めたり外したりできるものがあります。また、マグネットバーと重なった部分の文字が読めるように透明になっている商品もあります。便利機能の有無についても購入の際にチェックするようにしてください。
マグネットバーのメリット
・プリントや印刷物をしっかりと留めることができる。
・機能性が高い商品があり、マグネットバーと重なった部分の文字が透けて読むことも可能。
おススメ使い方
・学校で配布されたプリントを貼りましょう。期限を忘れないようにすることができます。
1-2.たくさんのプリントを留める「マグネットクリップ」
マグネットクリップもマグネットバーのように紙をホワイトボードに掲示しておく時に使えますが、使い方や使い心地は大きく異なります。
磁力でプリントを挟む訳ではないため、多くのプリントをまとめて留めておいても落下しにくいという非常に大きな魅力があります。プリントを落下させたくない場合は、マグネットクリップが第一候補になると思います。また、マグネットのように手で動かす必要はありません。クリップを押すだけでプリントが離れますので、非常に簡単でマグネットを動かすストレスがありません。一方、紙の上端だけを留めるため、マグネットのようにプリントの上下を挟むことができないため、プリントがひらひらしてしまうというデメリットがあります。
マグネットクリップにはオールステンレス製でさびに強いグリップラバーを採用したマグネットクリップもあり、樹脂製なのに金属製と同レベルの強さを実現しています。マグネットクリップの挟む強さは商品によってさまざまで「A4130枚をしっかり挟んでずり落ちない」タイプもあります。
「紙が落下してほしくない」「たくさんの紙を留めて置きたい」「マグネットを動かすのが面倒」という方はぜひマグネットクリップの使用を検討してみてください。
マグネットクリップのメリット
・クリップで挟むことで複数の印刷物をまとめて留めることができる。
・紙を取るときにマグネットを動かす必要がない。
おススメ使い方
・遠足のしおりのような分厚いものを挟みましょう。
1-3.鍵をひっかけられる「マグネットフック」
マグネットフックはキーホルダーのようなものをぶら下げるのに最適です。
マグネットはプリント類しか留めることができませんが、マグネットフックであればキーホルダーや小さな手さげ袋などを掛けることができます。マグネットフックにも様々な種類があり、回転式スイングフックで色々な方向を向けるものもあります。
特に小さなお子さんがいるときは手提げ袋を学校に忘れないように引っかけておくことが出来ます。また、介護でのホワイトボード活用にも記載しておりますが、ご両親の介護では非常に多くのやるべきことがあります。飲むべき薬を管理したり、日課を管理したり、病院やリハビリ施設に連れて行ったりと様々です。そんなときにフックに必要品を引っかけて置けば、日々の忙しさに忙殺されて、持ち物を忘れるリスクを減らすことが出来ます。
また、前述したように車のキーや家の鍵など、通常の壁掛けフックと同じように活用することが出来る点も魅力です。
マグネットフックのメリット
・キーホルダーや鍵など紙以外のものを留めることができる。
・工夫次第で”飲み薬を掛けて飲み忘れを防ぐ”といった活用も可能。
おススメ使い方
・家の鍵を掛けましょう。
1-4.タスク管理を容易にする「マグネットシート」
金属製のドアにもホワイトボードにも貼れるマグネットシートは、タスクの管理で力を発揮します。
家族の名前を書いて家事担当が誰かわかりやすくしておく、定番の献立メニューを書いておいて何曜日に何を作るのか1週間の献立メニューを効率的に検討する、といった用途で活用できます。ホワイトボードマーカーで書き消しができるため、特別なマーカーやイレイザーを買う必要はありません。また。これは薄いため用途に合わせてハサミでカットできます。思うようなサイズがなくても切れば使えるため大き目サイズを買っておいても良いでしょう。
マグネットシートのメリット
・曜日の書いたマグネットシートで簡単にタスク管理ができる。
・仕事の役割分担も名前付きのマグネットシートを活用することで簡単に可能。
おススメ使い方
・家事の役割分担を見える化して管理しましょう。
2.床を汚すのを防ぐ「粉受け」
粉受けはホワイトボードを消したときに発生する黒い粉を受ける場所です。後付けすることも可能で、消しクズを床に落とさずに済みます。
ホワイトボードは黒板と異なり何も粉が落ちないようなイメージを持たれますが、当然ホワイトボードでも黒インクの粉が落下します。落下したインクの粉は、床に付着すると掃除が大変で放置すると跡が残る可能性があります。粉受けを設置して置いた方が部屋を清潔に保てるため、購入を検討した方がよいです。
なお、粉受けを選ぶ際にはサイズが重要です。大きすぎてもホワイトボードからはみ出てしまいますし、小さすぎても粉を受けきれません。今あるホワイトボードのサイズと照らし合わせて絞り込む必要があります。
粉受けのメリット
・ホワイトボードでもインクの消しくずは落下する。
・粉受けを利用することで消しくずが床を汚すことを防ぐ。
粉受けを選ぶポイント
後付けの粉受けは基本的にマグネットタイプになっています。そのため第一にマグネットが付くホワイトボードであるか、をチェックしましょう。マグネットがつかないホワイトボードの場合は、テープで貼り付けるといったひと手間を加える必要があります。
また「加重量」についても目を配せる必要があります。粉受けを使う方は大体マーカーやイレイザーも粉受けの上に置きます。しかし、磁力でホワイトボードにくっついている関係上、あまりに重いものは支えきれません。一体どの程度の重さを支えることができるのか、は大事な確認ポイントです。
3.備品をコンパクトに収納するなら「ポケット」
マグネットポケットといって、ホワイトボードにポケットを追加することもできます。
ホワイトボード用のペンやイレイザーはホワイトボード自体にくっ付けることも可能ですが、ホワイトボードの書くスペースを圧迫します。ポケットを追加することによって、多くのペンやイレイザーを一か所に収納することができます。
また、ホワイトボードの備品はペンやイレイザーだけではありません。ホワイトボードが汚れてきた時に使うクリーナーも入れておけます。ホワイトボードに関連した備品をホワイトボードの近くに集めておくことで、時間をかけて探したり、実は家にあったのに新品を買ってしまったといった事態を避けることが出来ます。
ポケットのメリット
・マーカーやイレイザーなど一か所にコンパクトにしまうことができる。
まとめ
ホワイトボードを買うと本体にばかり気がいってしまいますが、備品についてはいかがでしたでしょうか?
ホワイトボードは書いて消すだけの板ではありません。マグネットやフックを活用すれば、物忘れを防止するために活用できます。また、しまって置く場所が曖昧な鍵について、必ずホワイトボードに引っかけるようにすれば絶対に無くすことはありません。
ホワイトボードを最大限活用するために、マグネットやフック、粉受けにポケットの購入を検討してみてください。